会長あいさつ

会長あいさつ

大阪医科大学病院

病院長 南敏明
Toshiaki Minami

2020年4月1日、近畿病歴管理セミナー会長を拝命致しました。それと共に、大阪医科大学病院病院長も拝命致しました。新型コロナウイルス感染者増加の中、重責を担うこととなりました。よろしくお願い申し上げます。
    診療情報管理は、質の高い安全・安心の医療を提供するうえで、極めて重要な意義と役割を有します。カルテ関係、DPC関係、院内がん登録関係、サマリー関係からなります。私は、2013年4月から2016年3月まで大阪医科大学病院 電子カルテ利用者委員会委員長を担当していました。主たる仕事は、各診療科の紙カルテから電子カルテへの全面移行の責任者でした。その時に、各診療科ごとに、カルテのお作法があり、サマリーの形式が異なり、各々の事情があり、画一的に全てを纏めて移行することは困難であることを経験致しました。非常に大変な業務でしたが、診療情報管理室、病院医療情報部のご協力で無事に遂行出来ました。その結果、紙カルテから電子カルテに移行して、全ての校正・訂正の履歴が残ること、画像、検査データ、文書などの管理が一目瞭然となり、様々な有益な効果をもたらしました。
   本院は、2015年、「日本医療機能評価機構 病院機能評価 3rdG」に認定されました。病院機能評価は、組織全体の運営管理および提供される医療について、日本医療機能評価機構が中立的、科学的・専門的な見地から評価を行うツールです。今回、2020年6月に日本医療機能評価機構 病院機能評価 一般病院3を受審する予定でしたが、新型コロナウイルス対応のため延期になりました。病院機能評価では、入院中と退院後の外来担当医との情報伝達の媒体である退院サマリーは、退院後、外来診察までの平均的な日数である2週間以内に原則100%作成としています。この周知徹底が、どの病院でも大変でご迷惑をおかけしております。
   私は、大阪医科大学病院 中央手術部部長、栄養部部長、医療安全推進部部長、病院新本館建築プロジェクト推進会議議長、緩和ケアセンターセンター長、臨床工学室室長を経験させていただきました。全て共通していることは、中央部門であることです。さらに、専門分野である麻酔科学も病院における中央診療科になります。診療情報管理室も、勿論、中央部門で、中央部門がしっかりと機能していないと病院全体に影響を及ぼします。逆に、診療情報管理室からの情報提供により、気付きが多ければ多い程、病院の改善、発展があります。
   新型コロナウイルス対応が落ち着き、近畿病歴管理セミナーが無事に開催できることを祈念しています。その時には、私の専門分野である痛みに関して、「痛みの病歴・病名から、痛みの症状と治療を見る」のお話をさせていただけると幸です。